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2010年6月12日 (土)

前回のW杯

日本代表は順調にステップアップしていると期待していた8年前

、トルシエの後の監督に決まったのはジーコ。

僕はすぐに「マズイ、この方向は間違っている」と感じました。結

果的に間違ってたし今も間違った方向のまま進んでいると思うん

です。

                                         

ジーコ自身は歴史に名を残す名プレーヤー。しかも当時、周囲も

天才プレーヤーに囲まれて気持ちよく相手を圧倒してサッカーをし

てきた人物です。この様な人は個々の能力が高いブラジルやアル

ゼンチンといったチームを率いれば成功するかもしれません。でも

力の劣る日本が世界と対等に戦える知恵を持っていません。ジー

コは監督として日本人選手を見た時、きっと「どうしてこんなことが

出来ないんだ?」ってもどかしかった事も多かったはず。

                                         

日本プロ野球(ジャイアンツ)の元某人気監督は打撃不振で悩んで

た選手に当時こうアドバイスをしたそうです。

天才監督「ビューンってバットを振ってパーンと打ってみなさい」。

選手本人「???」

天才だった本人は現役時代このような感覚で3割を打てたんでし

ょう。天才ジーコも同じ。

ジーコは就任してから一貫して「選手が相手と1人対1人で勝つチ

ームを目指す」と宣言してました。中田英寿選手もサッカーは1人

対1人で勝負と言ってました。確かにそれは理想です。長期的に

見たら正しい方向です。中田選手自身は個人力で戦えたかもし

れません。でもそんなレベルに代表23人全員がなるには何10

年とかかるでしょう。

しかもそれは日本人的な特徴ではない。

サッカーは柔道やフェンシングの様に個人種目ではありません。11

人対11人で戦う競技です。

                                         

惨敗したドイツ大会直後の辞任会見でのジーコの言葉。

「今大会が終わって感じたのは、日本はフィジカルに課題がある。

個人個人の能力の差が今回の敗因だ」。

僕=「おまえはアホか」と感じてしまった。そんなことは最初から

分かってただろう。そこを打開するのがあなたの仕事だったのだ。

                                       

サッカーって実際プレーするのは選手だけど、監督によって凄い

(チームの力が)変わるんです。監督の人選が大切なんです。

                                       

前回のドイツ大会の結果はジーコ監督の責任が大きい。

もっというなら、戦術と無縁で自由なプレースタイルの南米の天才

プレーヤーだったブラジル人を監督に選んだ日本サッカー協会の

大きなかじ取りミスでした。

1大会分、つまり4年間を無駄にしてしまった。

この空白を埋め合わせて方向転換できるリーダーを待望してました。

日本人の特徴を生かし世界の舞台で勝てる知恵を持った人物。

                                        

{イビチャ・オシム}の名前を聞いた時、僕は確信しました。

「良い人選だ。日本は良い方向に向かう。期待が持てる」。

                                     

ところが・・・・・・。

                                      

明日に続きます。

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